はらメディカルクリニック

2004-06-15

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桜マーク

住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷1-10-10 東京はやかわビル
TEL:0120-66-4211
院長:原 利夫医師
診療項目:不妊症治療
取材日:2004/06/15

先端医療技術と思いやりの心で、
ご夫婦に希望の光を。

男女共に晩婚化傾向の昨今、女性の第一子出産年齢は30歳代が大多数とか。そして少子化が問題視されている陰で、数こそ表出しないものの、不妊に悩むカップルは多いのです。特に女性側のプレッシャーは大きいもの…。そんなご夫婦と共にこの問題に取り組んでいる不妊治療専門クリニックをお訪ねしました。


 

■不妊症治療の専門外来として。男性不妊も対応
ヒロ: こちらで受診できるのは不妊症治療のみとか…
   
原医師: 「ええ、当院は不妊症の治療を専門に行っています。これは男女ともです。産科、婦人科を併設していると、不妊症の患者さんにとって精神的なデメリットが生じます。そういったことを避けるためにも、専門に特化しているんです。」
   
ヒロ: 男性も一緒に治療を行えるのですか?
 
原医師:

「不妊症というと、どうしても女性のものと思われる方が多いのですが、原因は大体フィフティ・フィフティなんです。当院では男性不妊の治療にも力を入れており、この分野の先端機器を導入して、より精密な検査が行えます。」

   
ヒロ: よく、とくに原因がないのに…ということを耳にしますが。
   
原医師: 「原因が不明ということはあります。だけど、原因がないということはないんです。やはり何かしら原因はあるんです。それが表に出て来ないだけで。だから不妊症の方では精神的に追い込まれてしまうケースは非常に多いです。ご自分を責めてしまわれるんです。」
   
ヒロ: 原因がわからないと気持ちの持っていきようがないですよね。
   
原医師: 「まず、男性、女性ともに不安を取り除いてさしあげることが大切です。当院では40歳代の方の妊娠も多いんですよ。」
■ご夫婦の思いを第一に。体外受精を中心とする高度医療を提供
 
ヒロ: 診療時にはどんなことに配慮されていらっしゃるのでしょう?
   

原医師:

「まず、不必要な検査はしません。患者さんにとって苦痛を伴うだけですから
   
ヒロ: 精神面での配慮が不可欠ですね。
   

原医師:

「ご夫婦のデリケートな問題に関わって参りますので、通常話しにくいようなことでも、話しやすい雰囲気を作ることと、ご夫婦が希望を持って治療に臨めるように、お二人の気持ちを包み込むように接することを心掛けています。治療にあたっては、心と体の両方に痛みを伴わないように配慮しています。」
   
ヒロ: 治療方針はどのようにして決定していくのですか?
   
原医師: 「この分野は来院者の方が非常によく勉強なさっていますし、皆さん、努力しなくてはと懸命です。そんな患者さんの気持ちを大切にしてあげることが第一です。検査結果をもとに十分に話し合った上で、お一人お一人に最適な方法を見出し、わかりやすくご説明します。そして十分にご理解いただいた上で、お2人が納得のいく治療法を選択いただくようにしています。その上で、体外受精を中心とした高度な医療技術を、適切なかたちでご提供していくよう心掛けています。」
   
ヒロ: 診療体制という点で特に配慮されていることはありますか?
   
原医師: 「治療中の方とは電話なり何なりの方法で常に連絡の取れる状態にしてあります。それと、男性は特に平日お勤めの方が多いですから、来院しやすいよう、週末のご予約もお受けしています。」
   
ヒロ: 先生にとって一番の喜びとは?
   
原医師: 「患者さんの妊娠が認められたときの喜びも大きいですが、何と言っても、お子さんの誕生報告を受けたときが、大きな安堵感と嬉しさがこみあげてきますね。」

取材後記
“不妊治療専門”なので、待合室で精神的な負担を感じることなく、通院しやすい点は嬉しいですね。また、この分野での先端医療を受けられる環境であることにも注目です。クリニックには子供さんを授かった方々からのお手紙や写真が貼られたコーナーがあり、明るい雰囲気で、看護師さんたちの応対にも温かさを感じました。(2004年6月15日)

 

 

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