両国東口クリニック

2004-05-25

桜マーク

〒130-0026 東京都墨田区両国4-36-9
TEL:03-5638-6073
取材日:2004/05/17.

 

日本人の暮らしを取り巻く環境は、衣食住のあらゆる面で欧米化が普及し、ライフスタイルは多様化しました。そして健康面では、数十年前とは異なる傾向が顕著になっているようです。日常生活の習慣に起因する病気の増加、低年齢化はその一つの現れでしょう。今回はそうした「生活習慣病」の治療に多面的な取り組みを行っている「両国東口クリニック」を訪ねました。
 

Q:クリニックの特徴を教えてください。
A: 当クリニックでは、3種類の医療機能が相互に繋がりつつ別々に稼働しており、患者さんの層もそれぞれ異なっています。1つは外来診療で、こちらは腎臓病、痛風リウマチ、糖尿病、高脂血症などの専門分野の治療にあたっています。2つ目は在宅療養を希望される方の診察や、看護されているご家族をお手伝いする訪問診療で、ケアマネージャーや福祉医療機関との連携のもとで診療に臨んでいます。そして3つ目は腎臓病・人工透析センターの運営です。クリニックの外来や近隣の医療機関と連携して、通院透析、合併症治療など一貫した透析治療を行っています。
   
 Q:クリニックの特徴を教えてください。
 A: 医療全般に渡って、専門医、看護師、管理栄養士、薬剤師などが協力して健康管理チームを作り、患者さんの声に耳を傾けながら親身な指導を行っています。
クリニック設立時より電子カルテを導入し、診察終了後に毎回「本日の診療記録」として皆様にお渡ししています。さらに、生活習慣病で通院されている方には、お一人お一人に専用の「健康管理ファイル」を提供し、これに「本日の診療記録」や検査結果、日常生活、食事の注意点を簡単にまとめたもの等をファイルしていきます。医師からのコメントや今後の方針、注意事項なども記載し、患者さんと常に情報を共有しながら、お一人お一人に最適な医療を提供しています。
また、痛風・リウマチ外来では平成9年よりインターネットを利用した「痛風のホームページ」を開設しており、病気の知識や情報提供、e-mailでの医療相談を行っています。
レントゲン機器にはコンピュータを使ったフルデジタルシステムを導入しています。データの取り違えなどを防ぎ、画像はすぐに診察室のPCへ送られます。その他にもMRなど様々な医療データをデジタル化して活用することにより、医療の現場の効率化と迅速な対応が行えます。そうすることで、患者さんとの対話時間を充実させるようにしています。

 

 

   
Q:診療にあたって日頃から心掛けていらっしゃることは?
 
A: 高度な医療を提供することはもちろんのこと、生活習慣病はとくに、患者さんとその生活を支えるご家族が一体となって、生活全般にわたるケアをしがら病気治療に臨むことが必要です。患者さんそれぞれが持つ家庭環境、お仕事、趣味など生活形態は千差万別ですから、個々に適切な対応も考えていかなくてはなりません。日頃からきちんとした説明を行い、患者さんご自身が病気に対する正しい理解を持たれ、話しやすい雰囲気を作ることも心掛けています。また不安を和らげ、少しでもリラックスして通院していただくためには医療環境も大切と考え、クリニックはライブラリーをイメージした落ち着いた空間としています。
 Q:待ち時間の短縮のために配慮されていることはありますか?
   

A:予約システムを充実させているところですね。診察室のPC上で予約状況が常に把握できていますので、診察後にすぐに次回の予約を入れることもできます。また、ご自宅からホームページにアクセスしていただき、オンライン予約していただくことも可能です。ご都合次第で取り消し変更もしやすいという評価をいただいています。お電話による対応では、時間外でも音声ガイダンスによる自動電話予約ができるようになっています。

Q:予防指導に関する取り組みは行われていますか?

   

A:糖尿病や高血圧、高脂血症などはとくに、体質的にその可能性を持っている方にとって予防に優るものはありません。そのためには食事をはじめ、生活全般を見直し、発症の要因となる習慣を取り除く、もしくは抑制することが大切です。当クリニックではこうした疾患の予防として、また健康に役立つ情報や介護に役立つ知識の学べる「げんき講座」を無料で開催しています。クリニックや一般施設を利用して年4?5回のペースで行っており、会場の都合上、定員はありますがどなたでもご参加いただけます。また、ケアマネージャーやヘルパーの方向けの医学講座も行い、医療現場での問題点などを伝え、介護の現状なども把握し、お互いに情報交換と介護医療全体の質の向上にも努めています。
   

Profile
大山博司(おおやま ひろし) 帝京大学医学部大学院、第二内科
勤務医を経て、平成14年4月「両国東口クリニック」開設。専門は、内科、痛風、リウマチ科。とくに痛風では専門外来を開設し診療にあたっている他、「痛風ホームページ」を主催、ネット上で痛風医療相談を行っており、相談件数は現在まで約3000件に。厚生労働省の委託研究としてインターネットヘルスケアとセキュリティについての研究報告、著作活動など、幅広く行っている。趣味は、スキー、読書。
http://higasiguti.jp/

 
   

取材後記
テクノロジーはそれ自体がどんなに発達しても、人間生活の向上に貢献させられなくては意味を持ちません。またテクノロジーを利用する人間の意図によって、その価値は無限の広がりを持つとも言えるでしょう。「すべては患者のために」という大山先生をはじめ、両国東口クリニックで行われている医療には、そうした人間の健やかな英知の輝きを感じました。ライブラリーをイメージされた待合室には環境音楽が流れ、とても寛げる雰囲気。細部にわたって患者のための医療、サービスに対する配慮が見受けられました。

 
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