ヒロ: |
待合室の中がとってもいい香りがしてますね。 |
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建石医師: |
私の妹がアロマテラピーをやっていまして、待合室の環境づくりに採り入れているんです。 |
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ヒロ: |
リラックス効果がありそうです。 |
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建石医師: |
歯科治療って外科的な要素が多いものですよね。それなのに患者さんは覚醒した状態で治療を受けなきゃならない。だから不安も大きいんです。治療前も治療中も、安心感を持っていただけるような配慮は色々としています。
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ヒロ: |
どのような取り組みをなさっているのですか? |
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建石医師: |
初診は45分程と特に時間をかけています。患者さんが歯科に求めることは何なのか、どんなことが苦痛なのかなど、これまでの歯科治療での経験を含めてお聞きします。そして口の中の検査、治療前の口腔内写真やX線の撮影など、治療前準備を行います。 |
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ヒロ: |
過去に経験した痛い記憶って、結構残るものですよね。 |
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建石医師: |
そう、デンタルフォビアになってしまっている方もいらっしゃいます。痛みというのは、心理的なものに大きく左右されるものでもありますから。 |
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ヒロ: |
自分の気持ちの持ち方というものはありますね。 |
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建石医師: |
患者さんが安心して治療に臨めるような気分に導いて差し上げることは、医師の大切な仕事の一つですね。 |
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■万一にそなえて、全身管理体制を充実。 |
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ヒロ: |
医院の特徴をおしえてください。 |
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建石医師:
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「院長は父の健石照雄が務めています。そこに私が加わったことで院長のキャパシティをカバーし、以前にくらべて患者さん一人一人により多くの時間を確保できるようになっています。時間にゆとりがあると、先ほどの安心できる治療という点でも、患者さん、医師の双方にメリットが生まれます。 |
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ヒロ: |
設備も充実していますね。 |
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建石医師:
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私は歯科麻酔科の出身で、全身管理を専門的に学びました。やはり実際に高齢化は顕著で、患者さんのうち、高齢の方が占める割合は大きくなっています。内科の既往症をお持ちの方も多いですから、安全に備えて全身管理のための設備を充実させています。 |
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ヒロ: |
具体的にはどんなものですか? |
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建石医師: |
心電図、心拍数、血圧計、動脈血酸素飽和度などがチェックできる全身管理モニタや、救急薬剤などを常備しています。心臓電気ショックの機械、AED(全自動除細動器)も、いち早く導入しました。 |
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■お口の中をリフレッシュする感覚で、予防歯科を。
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ヒロ: |
先生が医療の現場で今、注目なさっているのはどんなことでしょう。 |
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建石医師: |
予防歯科の浸透ですね。状態がひどくならないうちに手当すれば、治療にかかるコストも時間も抑えられます。そのためにはどうしたらいいかということを伝えていきたいですね。今は再生医療も進み、歯科にもかなり浸透しています。そのためには土台となる歯と歯ぐきの健康が必要なんです。そのためにも予防歯科が重要です。 |
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ヒロ: |
ホームページも立ち上げていらっしゃいますね。
https://www.tateishidental.com/ |
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建石医師: |
インターネットは情報の受発信に有効ですよね。だから昔にくらべれば、皆さん、歯科に関しても色々な情報をお持ちです。予防歯科についての情報もネット上にあります。最近では審美歯科などへの関心も高まっていますね。 |
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ヒロ: |
ネットを見ていらっしゃる来院者も多いですか? |
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建石医師: |
それはどうでしょう(笑)。ただ、セカンドオピニオンに訪れる方は少なくないですね。そのとき私のところで実際の治療に入らなくても、患者さんに納得いただけたらいいんですよ。それも歯科医師の務めです。 |
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ヒロ: |
読者の方々へメッセージをお願いできますか? |
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建石医師: |
“歯科は痛くなったら行く所”という意識を変えていただけたら嬉しいですね。痛いところがなくても、美容院にシャンプーやセットをしにいくような感じで、お口の中のリフレッシュをしに来ていただければと思っています。 |
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