アッコ: |
クリニックとはいえ、診療科目がたくさんありますね。たいていの病気は間に合ってしまいそうですが。 |
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藤本院長: |
掲げているのは、内科・整形外科・リハビリテーション科・皮膚科です。このうち、一番多いのは、整形外科ですね。外来患者さんの5割強を占めていますから。
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アッコ: |
お年寄りにとっては大いに頼りになりそうですね。患者さんはやはり高齢者層が多いんですか。 |
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藤本院長: |
そうでもありません。近くに東京藝術大学がありますので、若い学生さんなどもたくさん見えますよ。また、近隣には店が多く自営業の方もおられますから、働き盛りの層も少なくありません。1日の来院数は200人超でしょうか。また、外来診療のほかにも、訪問診療に看護、マッサージ、往診、健康診断を行っています。
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アッコ: |
訪問診療からマッサージまで?!まさに地域の健康管理を一手に引き受けておられるんですね。 |
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藤本院長: |
ええ、ですからうちのスタッフにはつねづね言っているんです。「この町はベッド数6000床ある、うちの病棟だよ」と。使命感を持って町の人の健康維持に臨みたいと考えています。 |
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■提携病院は大学病院を含め27病院
「接骨院マップ」では18院を紹介 |
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アッコ: |
ホームページには「病診連携医療」について書かれていますね。 |
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藤本院長:
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患者さんの希望や状態により、大学病院や総合病院へ診察や検査、入院に至るまでのご紹介をします。受信時に当院からの紹介状をお持ちになると、初診時の特定療養費を支払わずにすみますから。それに、当院での診療経過も紹介先に伝えますので、診療がスムーズになるんです。
提携病院は大学病院を含め27病院。 東京大学医学部附属病院、 順天堂大学医学部附属順天堂医院、日本医科大学附属病院など、文京区だけでも5病院があります。都内だけでなく、埼玉県にも提携先を抱えていますよ。
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アッコ: |
病状にあった病院を紹介していただけるというのは嬉しいですね。 |
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藤本院長: |
薬局など医療関連サービス業者とも組んでいます。地域医療のサプライチェーンを構築している、というわけですね。また、接骨院とのネットワーク作りも行っているんですよ。必要があれば近隣18院をマップ付きでご紹介しています。ご自宅近くの接骨院を訪ねることが可能です。体の具合が悪いのに、遠くまで通院するのは大変ですからね。 |
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アッコ:
藤本院長:
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地域のネットワーク作りでほかに取り組んでいることはありますか。
病院のかわら版「上野の森健康だより」を発行しています。私のメッセージや病院のニュース、季節ごとの健康ポイントをA4のチラシにまとめ、窓口で配布します。往診や訪問診療先などにも手配りしていますよ。
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アッコ:
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ところで、院内の雰囲気がとてもアットホームで明るいのですが、スタッフのみなさんとはいつもどんな風に接していますか。
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藤本院長: |
特別なことをしているつもりはないのですが、私が関西出身でお笑い好きなせいか、スタッフ同士の会話も明るい感じですね。また、スタッフの数は多いほうなので、日ごろのホウ・レン・ソウや意識の共有を心がけるようにしています。医師は全診療科目で7名。整形外科だけでも理学療法士12名、柔道整復師1名、マッサージ師3名がいますから。 |
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アッコ:
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患者さんに対して、望んでいることはありますか。 |
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藤本院長: |
自分の症状や希望について遠慮なく話していただければ嬉しいです。たとえば、ちょっと熱っぽいとき、「全身くまなく検査してほしい」という人もいれば、「とりあえず、苦痛を取り除いてほしい」という人もいるでしょう。
もちろん、疾患には徹底的に向き合うのが医師の務めですが、診療方針を決めるためには、その人がどんな治療を望んでいるかを知る必要があります。患者さんが求める医療レベルが把握できなければ、結果的にご本人を苦しめてしまいますからね。 |
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