落合歯科医院

2004-02-07

突撃病院レポートリストに戻る

 

桜マーク 住所:神奈川県厚木市長谷710-1
TEL: 046-248-0678
院長:落合 義徳医師
取材日:2003/09/29

 
     
子供から大人までのプライマリーケア、
そしてヘルス&ビューティのトータルケアを実施しています。
 
神奈川県厚木市にある落合歯科医院には、近隣在住の方はもちろん他県から足を運ぶ患者さんも多くいらっしゃいます。サロン風の開放的な待合室には明るいスタッフが揃い、温かな雰囲気が漂っています。そんな落合歯科医院のスタッフの1日は「瞑想」と「ストレッチ」から始まるとか。院長の落合義徳氏は、歯を通じて身体全体の健康を提唱されており、とくに歯の噛み合わせによる健康への影響に関して深い見識をお持ちです。過去にはTV出演などを、そして現在も各地で講演活動などを通じて「歯を窓口にした健康向上」についてのメッセージを発信されています。今回はそんな落合氏をお訪ねました。
 
 
Q:医院の特徴を教えてください。
  
A:当院では「歯の噛み合わせの大切さ」を唱え続けています。誤解されている方は多いのですが、歯並びが良いからといって必ずしも噛み合わせが良いとは限らないんですよ。また、「噛み癖」は習慣なので、悪くても気付かない場合が多いですね。噛み合わせが悪いとあごの重心位置が変わり、ひいては身体全体の重心位置までが狂ってしまい、全身の働きに影響が出ます。虫歯治療はもちろんですが、虫歯の原因を知り、歯周病予防を含む口の中の健康、そして身体全体の健康に発展する「噛み合わせ」のアドバイスと補正を行っています。 
   
Q:歯科治療全般に関して日頃から心掛けていることは? 
     
A:患者さんとのコミュニケーションですね。これは患者と医師の双方が互いに気を付けなくてはいけません。まず医師として治療内容を明確に説明すること。そして患者さんは自分が受ける治療の内容をきちんと知ろうとすること。専門的なことはわからないからおまかせ、というのは自分の身体に対して無責任な気がします。信頼してくれるのはありがたいのですが、常に自分自身を客観的に見られることは大切ですね。 それから日本にはせっかく健康保険制度というものがあるのですから(米国にはないんですよ)、保険の適用範囲内でできることはすべてまかなうという基本姿勢でいます。例えば審美歯科など、保険適用外のことは患者の意志が最優先。アドバイスはしても、安易に薦めたりはしません。また、これはこれからの課題なんですが、診療メニューや治療用素材サンプルなどを患者さんにわかるように掲示すべきと考えているんです。そうすることで患者さんが治療に関して自発的に取り組め、選ぶこともできますし、わからないこと知りたいことを尋ねやすくなるのではないかと思うのです。 
   
Q:よりよい歯科治療を求めている人へメッセージをお願いします。
   
A:多忙な毎日の中では、自分のことはつい後回しにしてしまいがちです。ですが、健康な体はすべての基本です。そしてそれを意識してケアをするのは、小さなお子さんは別として、自分自身以外にいません。機械や道具も日頃のメンテナンス、保守点検を疎かにしていると、思わぬ事故や故障などに見舞われることを私たちは経験的に知っていますよね。人の身体もそれと何ら違いはありません。常に自分の身体を見守るよう心掛けてみてはいかがでしょうか。
 
   
 
   
<メモ> 
   
落合歯科医院では子供から大人までを対象とした「唾液検査」を行っています。口内状態を科学的に分析することで、歯周病対策や食生活の改善など、健康的な生活へのバロメーターとして利用することができます。
 
   
Profile
   
落合  義徳(おちあい よしのり)

神奈川県厚木市で「落合歯科医院」を開業。「歯を窓口にからだの健康全体を考える」をモットーとする治療姿勢は患者に高い信頼を得ている。治療のかたわら講演も行う。趣味はサーフィン、スノーボード、ゴルフなど。四季を通じてスポーツを楽しんでいる。

 
   
 

取材後記
歯科医院にありがちなポスターなどの掲示物が一切なく、スッキリとした待合室がサロンのような心地よさを感じました。お好きなアウトドアスポーツで真っ黒に日焼けした落合先生は、終始熱くお話しされ、ひたむきな治療姿勢をお持ちの方でした。「先生」というイメージよりも、若いスタッフ達からは父のように兄のように慕われているご様子が感じられました。取材後、噛み合わせから体調をズバリ言い当てられて、ちょっとビックリしてしまいました。

 
 

 

突撃病院レポートリストに戻る

Copyright(c) 2010 All Rights Reserved.