銀座HALクリニック

2004-06-07

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桜マーク

住所:東京都中央区銀座7-8-5 植松ビル4F
TEL:03-5568-2277
院長:菱田 康男医師
診療科目:形成外科、美容外科、皮膚科
取材日:2004/06/07.

レーザー専門医によるメラミン系治療。
手厚いカウンセリングと複合治療で心と体の痛みを癒す。

美しくありたい…それは女性なら誰しも思うこと。昨今、「プチ整形」や「レーザー脱毛」などは、医療用機器の進歩・普及により低料金化し、施術の受けられる環境が増えているようです。そんな中、レーザー治療専門医として豊富な経験と実績を持ち、真摯な眼差しでこの分野の治療を行っていらっしゃる銀座HALクリニックの菱田先生をお訪ねしました。


 

■原因を追求しメラミン系治療に複合治療を採用。
ヒロ: クリニックの特徴を教えてください。
   
菱田医師: 「私のライフワークとしての研究テーマである、シミ、あざ、ほくろ除去などのメラニン系治療を中心に、レーザー専門医として治療にあたっています。たとえばシミは、できてしまった原因によって治療法は異なるんですよ。」
   
ヒロ: 同じ治療ではダメなのですか?
 
菱田医師:

「そう。日焼けによるものなのか加齢によるものなのかといった原因を見極めて、その方の状態にあった適切な治療が必要なんです。」

   
ヒロ: 具体的にはどんな治療を行うのでしょう?
   
菱田医師: 「当院では全ての原因に対応できる「複合治療」を考案し、採り入れています。最新レーザー機器によるシミ取りに加えて、ビタミンCイオン導入や内服薬、メディラックス・プラスなどを組み合わせて、患者さん一人一人の皮膚の状態に合った対応を工夫しています。」
   
ヒロ: マニュアル的な治療とは対局のものですね。
   
菱田医師: 「患者さん一人一人で状態や体質は違いますから、この症状にはこの処置というような、単一な治療方法はないんです。」
■入念なカウンセリングにより、信頼関係を構築
 
ヒロ: 来院者の方と接する際にはどんなことに心掛けていらっしゃいますか?
   

菱田医師:

「まず患者さんの話をとことんお聞きすることです。現在抱えていらっしゃる悩みがどのようにして発生したか、そしてこれまでにどんな対応を行ってきたか。」
   
ヒロ: すでに施術経験のある方も見えるのですか?
   

菱田医師:

「多いですね。だから余計に複雑です。一度辛い経験をされた方は、元々持っていたお悩みに重ねて心に傷を負っていらっしゃいますから…。そして事情をお聞きしてから、たとえばシミであればその発生原因を追及して、患者さんに「なぜできてしまったのか」を医学的な見地からご説明します。そして状態に合った対処方法を、そのメリット、デメリットを合わせてお話しします。」
   
ヒロ: 施術を行うまでに時間をかけるのですね。
   
菱田医師: 「そうしたカウンセリングを経て、患者さんに正しい知識をご提供し、ご自分の状態や治療方法について正しく理解していただくようにしています。そしてお互いの信頼関係を十分に築いた上で、治療に入るようにしています。患者さんの十分な納得と信頼がなくては始まりませんね。」
   

■“消す”ことと“治す”ことは違います。

   
ヒロ: 若い人たちの間で美容整形や永久脱毛が流行ってますよね。
   
菱田医師: 「永久脱毛に関しては、これは医療行為であると、厚生労働省からの見解も正式に出されています。だから有資格者による治療でなければならないんです。施術を受けられる方にはこのことをきちんと知っていただきたいですね。」
   
ヒロ: 先生はレーザー治療の専門医でいらっしゃるのですよね。
   

菱田医師:

 「大学病院では形成外科で、傷跡の修復手術なども多く手掛けてきました。レーザーに関しては、正しい知識と適切な使用法があってこそ、本来の効果を発揮するものです。」
   
ヒロ: 外見に関わることですと、やはり心のケアも大事ですね。
   

菱田医師:

「傷の大小で心の傷の大きさははかれないですよ。そして、単に目に見える状態を消してなくせばいいということではなく、患者さんの心に傷を与えているものを取り除くことを考えなくてはならないと思います。」
   
ヒロ: 菱田先生のモットーはなんでしょう?
   

菱田医師:

「100人の患者さんのうち、99人の方に満足いただけても、1人から0点をいただいたら意味がないんです。すべての患者さんに納得いただける治療を志しています。当たり前のことですが、それがすべてです。」

取材後記
レーザー治療専門医として国内外での研究発表も多く、1万例以上の症例を手掛けられている菱田先生。形成外科医として傷跡の修復手術でも多くの実績をお持ちです。来院者の立場に立ったとても丁寧な対応をされています。先生のお話を伺い、“プチ整形”といっても「簡単な整形」ではなく、顔にメスを入れるという点で大きな手術と根本的には変わらないということがわかりました。(2004年6月7日)

 

 

 

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