ピアシティ坂井歯科

2006-02-20

桜マーク

住所:埼玉県越谷市七左町2-144 ピアシティ越谷2F
TEL:048-985-4600
院長:坂井 孝郎医師
診療科目:歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科
取材日:2006/02/14.

 

夫婦で歯の健康を見守る
大人と子どものクリニック
ピアシティ坂井歯科

 


人間の細胞は、7年経つとすべて入れ替わってしまうといいます。お肌の生まれ変わりサイクルは28日間、髪の寿命は2~7年だとか。ところで、歯は・・・?そう、歯は乳歯から永久歯に抜け替わるだけ。生えてきた永久歯は一生使わなければなりません。だからこそ、歯とは心しておつきあいするべきなのですね。ところが、私が心しておつきあいしているのは、虫歯が痛むときだけ。普段は、30分間のブラッシングやデンタルフロス、定期的な歯科検診などとは、まるで無縁な生活を送っています。
でも!今回の取材をきっかけに、心を入れ替えることにしました。ピアシティ坂井歯科・坂井院長によれば、「治療コンセプトのもっとも大きな柱は予防」なのだとか。控えめで淡々とした口調からは、歯に対する愛情が伝わってきました。自分の歯はもっと愛さなくちゃいけませんね。ホント。

■とことん話し合ったうえでおこなうインプラント治療
アッコ: うわあ、とってもお洒落なクリニックですね。ダークブラウンで統一された調度品にオフホワイトの壁。待合室の椅子はレモン色、そして診察台はスカイブルー。歯医者さんというより、なんだかサロンといった雰囲気ですね。
   

坂井院長:

ありがとうございます。ほめていただくと嬉しいです。内装には結構こだわったんですよ。診療室は個室型ですから、落ち着いた環境で治療を受けることができます。天井も高いので圧迫感がありません。空気清浄機も常備しました。

 

     
アッコ: ほかの設備はどうですか?
     
坂井院長:

 最新式のデジタルX線を導入しています。従来に比べ放射線量は約1/4。被曝量が少なくてすむので、安心して受けていただけますよ。また、コンピュータにデータが転送されるので、患者様自ら画像を確認できます。
そうそう、駐車場も完備しています(笑)。当院が入っているフードスクエア・カスミの駐車場がありますので、無料でご利用いただけます

 

   
アッコ: ところで、こちらのクリニックは一般歯科のほかインプラント、 審美歯科をなさっているんですね。それに小児歯科もされていると伺いました。まず、インプラントについて伺いたいんですが、そもそもインプラントって何なんですか?無知ですみません…。  
   
坂井院長: いえいえ、なんでも聞いてください。インプラントとは、人工歯根のこと。歯茎の中に人工の歯根を埋め込み、そこへ人工歯を取り付けます。
『歯を失ってしまった――でも、入れ歯はイヤ』。そんな人におすすめです。
   
アッコ:

入れ歯とはどんなところが違うんでしょう。

   
坂井院長: やはり一番違うのは、噛み心地でしょう。ごく自然で、自分の歯とほぼ同じ感覚です。きちんと定着すれば、ほぼ半永久的に使えますしね。
   
アッコ: そうですか!じゃあ、万が一歯を失っても安心ですね。歳をとって抜けちゃったら、インプラントをすればいいわけですものね。
   
坂井院長: それがそうもいかないんです。インプラントにはメリットだけでなく、デメリットやリスクもありますから、まずそれをきちんと理解してくださいね。
デメリットとして挙げられるのは、第一に治療期間が長いということ。最大で4ヶ月くらいはかかるでしょうか。第二に治療にともなう患者さん自身の負担感です。治療には手術をともないますし、歯根が定着するまでアフターケアも行わなくてはなりません。
また、ある程度の出費も覚悟しましょう。保険外診療ですからね。
   
アッコ: ・・・そうなんですか。やはりうまい話というのはないものですね。
それにしても、インプラントのメリットだけでなく、デメリットもきちんとご説明いただけるのは患者にとってありがたいお話です!大切な歯のことですし、事前によく検討しておきたいですものね。
   
坂井院長: ええ。ときにはインプラントを希望される患者様に「残念ですが、やめておきましょう」とはっきり告げることもあります。術後の経過が心配なお年寄りや、歯槽膿漏などで歯茎が弱っている方などですね。
   
アッコ: 入れ歯ライフから解放される--となれば、頑張って受けてみよう!という人は少なくないはず。よく相談したうえで、安心して手術を受けたいものですね。
■納得できる治療を。それが小児歯科のポリシー
 
アッコ: 次に小児歯科についてお聞かせください。日本小児歯科学会の認定医がおられると伺いましたが--。
   

坂井院長:

じつは認定医というのは、私の妻のことなんです。18年間、小児歯科で子どもたちの歯を診療してきました。治療姿勢は徹底していますよ。時間をかけて本人や保護者が納得できるように説明をする。そして泣いたり暴れたりしても、治すべき歯はきちんと治す。それが彼女のポリシーです。もちろんご両親のOKがあれば、の話ですが。実際のところ、泣いたりあばれたりするお子さんはすごく少ないです。みなさんちゃんとできますよ。

   
アッコ: それは頼もしいですね。最近は、泣かれると診療を中断してしまう歯科医が多いとか。場合によっては結果的に治療を長引かせることになってしまうかも・・・。もちろん、考え方はいろいろだと思いますが。ところで同じ職場で働いていて、夫婦喧嘩に発展したりしませんか?
   
坂井院長: ご心配なく。それぞれ専門が分かれていますから、ぶつかることはありませんよ(笑)。

■なるべく歯医者にかからなくてすむよう、歯医者に行く

   
アッコ:

最後に、クリニックのコンセプトについて伺いたいのですが。普段、診療にはどんな気持ちで臨んでおられますか。

   
坂井院長:

「なるべく歯医者にかからなくてすむように」が診療のモットーです(笑)。歯科医がこんなことを言うと、不思議に思われるでしょうが。症状が悪化してから歯医者に来ると、費用も時間もかかりますよね。痛い思いもしなくてはなりませんし。
患者様にはそうなる前に歯医者に来ていただきたいのです。定期的に通い、徹底的に予防に努めてほしい。長い目で見れば、そのほうがお金も時間もムダにせずすみます。

   
アッコ: 虫歯になって慌てるまえに、ポジティブに予防を」ということですね。。
   
坂井院長:

そう。「予防重視」こそ、当院の治療方針です。一口に予防といっても、二つの段階があります。ひとつは「再発の予防」。そしてもうひとつが「病気になる前の予防」です。まずは後者についてきちんと意識を持ってください。そのためにはなんといっても普段のケアが不可欠。
だからこそ私たちはブラッシング指導など、なるべく懇切丁寧におこないます。
もちろん、再発予防のための治療も徹底しますよ。必要であれば抜歯もします。そして、一度治したところは二度と悪くならないよう、お手伝いします。
悪い歯を治すだけでなく、歯の健康そのものを支えてゆきたい--これが当院の願い。自分の歯で噛む喜び、心から「うまい」と思える幸せを、どうか大切にしていただきたいですね。

 

(コラム)今回の花マルポイント! 「日本小児歯科学会認定医」
子どもは自分で虫歯ケアができません。だからこそ、信頼できるかかりつけ歯科医を親の目で探しておきたいもの。もちろん、方針はいろいろです。「とにかくフレンドリーな先生がいい」という人もいれば、「しっかり治してくれたほうがありがたい」という人もいるでしょう。しかし、「泣いても治すものは治す」という治療姿勢は、私の目には頼もしいものに映りました。こう書くといかにも怖い先生のようですが、ご安心を。とても可愛らしくて、優しい雰囲気の女医さんでした♪

★データ
診療時間 10:00 ~20:00 
休診日 水(日・祝日は診療)
ただし、小児歯科は火・金午後/日午前
 
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