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医療法人 深町病院

2006-05-25

桜マーク

住所:千葉県柏市柏4-10-11
TEL:04-7164-0111

取材日:2006/05/16

 

町とともに歩み、地域の人ともに成長してきた老舗病院の「今」

開業はなんと昭和23年!千葉県柏市にある深町病院は、60年間にわたって、地域の人々の健康に尽くしてきました。かつては消化器外科などの専門医療が診療の大きな柱でしたが、今では地域住民の高齢化にともない、在宅で介護できないお年寄りを数多く受け入れています。痰吸引など、特別なケアが必要な高齢者も多いそう。町の歴史とともに歩いてきた同院の奮闘ぶりを深町伸介院長に伺いました!

■在宅では介護できない!施設は満員!そんなSOSに対応
アッコ: 消化器内科、消化器外科、糖尿病科、神経内科、呼吸器科、循環器科--深町病院さんには、ひと通りの診療科目が揃っているんですね。
   
深町院長:

ええ。でも、診療の柱はあくまで慢性期のケアなんです。77病床のうち、40床は医療療養型病床で、残りの33床が一般病床。入院患者さんのほとんどは、寝たきりのお年寄りなんですよ。昭和23年に開業以来、主に急性期診療を中心として地域医療に努めてきたんですが、高齢化にともない、一般病床の大半を医療療養型に転換しました。

   
アッコ: 寝たきりのお年寄りというと、おもにどんな疾患を抱えているんでしょう?
 
深町院長:

脳梗塞の発作後に体に麻痺が残り、動けなくなってしまった方。脳血管障害やアルツハイマー病で、認知症(ボケ)を発症し、病状が進行してしまった方--在宅で看病するには、重すぎる症状を抱えた方が大勢おられます。また、嚥下障害といって、食べ物を飲み下す力が衰えた方、ガンや難病で長期療養が必要な方もおられます。

   
アッコ: そうなんですか?介護保険制度がスタートしてからは、重い症状を抱えた人は特別養護老人ホームへ、リハビリが必要な人は老人保健施設へ入所するのかとばかり思っていました。
   
深町院長: ところが、特別養護老人ホームなどの介護保険制度で支えられた高齢者施設は、どこも満員で、順番待ちが100人、200人という状態なんですよ。
   
アッコ: えっ、そんなに大勢!その間、お年寄りを在宅介護するご家族は大変でしょうね。夫婦共稼ぎの家庭や独身世帯も多いでしょうに…。
   
深町院長: ですから、私どもでお世話をするんです。今、地元の柏市ではどんどん高齢化が進みつつあります。昭和40年には3.6%だった65歳以上の老年人口は今やたった12.4%なんですよ。それだけ、介護問題は地域に重くのしかかっているんです。
   
アッコ: 地元の事情をそのまま反映している、まさに地域密着型の病院といえそうですね。入院しておられるお年寄りの中には、昔からの患者さんもおられるんでしょう?
   
深町院長: 「昔、よく外来で診察してもらったから」と当院を選ばれる方は多いようですよ。しかし、最近は古くからの地域住民のほかに、息子や娘のそばで暮らそうと、田舎から移住してくるお年よりも増えてきました。
   
アッコ: そういえば、近所には大きな二世帯住宅がたくさんあるようですが。
   
深町院長: 今は親子世帯ともにみなさんお元気ですが、そのうち、親の介護が必要になる日がやってくるのでしょうね。当院では、痰吸引の必要な高齢者や植物状態のお年寄りなどもケアしていますので、施設や在宅での介護が難しい方をお引き受けすることができます。
というのも父の代には、急性期の消化器疾患やヘルニア、胆のう炎などを数多く扱っていましたからね。急性期医療を行ってきた医師や看護師も多いんですよ。だからこそ、そうした特殊な状況にある患者さんを受け入れることが可能なんです。

   
アッコ: じつは私も今、アルツハイマーの高齢者を在宅介護しているんです。病気はごく初期なので、今はいいけれど、この先どうなるんだろうかと不安になることもあるんですよ。なるべく在宅で頑張りたいけど、いざというとき、安心して任せられる病院があったらいいなあと思うこともあります。
   
■患者さんの気持ちになってケアを考える
 

深町院長:

この地域に住み慣れた方にとっては、遠い施設よりも安心して過ごしていただけるでしょうね。なにより重要なのは、ご家族がお見舞いしやすいということ。医療的なケアや、身の回りのお世話は当院でできますが、精神的な介護は家族にしかできませんから。

   
アッコ: 院内はとても明るくてモダンな感じですね。とても60年前に開院した病院とは思えません。
   
深町院長:  ありがとうございます。最近、大掛かりな改装工事をおこなったので、綺麗に生まれ変わったんですよ。カラートーンもオレンジに変え、温かな雰囲気を出すようにしました。ベッドまわり、リハビリ室も広めですし、談話室をかねた食堂や特別浴室も完備しています。
   

アッコ:

廊下にCDプレーヤーが設置されていますが?

   

深町院長:

病棟や外来待合室などで音楽を流すようにしているんです。お年寄りの多い病棟では、お囃子や童謡。外来ではモーツァルトなど癒し系の音楽を選んでいます。心が落ち着くと、みなさんに好評なんですよ。このほか、待合室には大型液晶テレビも置いています。

   
 アッコ:  こうした工夫は以前からされているんですか?
   
深町院長: 病棟では前から音楽を流すようにしていましたが、待合室は最近ですね。病院の通信簿のアンケート調査で、「待ち時間が退屈だ」というご意見があったものですから(笑)。古い病院ですが、患者さんの視点を取り入れつつ変えるべきところは、どんどん変えていきたいと思っています。これからも地域の高齢者のために、長年にわたる臨床経験を活かしたいですね。

今回の花丸ポイント 深町院長
朴訥とした語り口調。どことなくとぼけた雰囲気のポーカーフェイス。院長先生というよりは、親しみやすい「園長先生」という印象の深町院長(失礼!)。今回の取材では、病院のアピールに熱弁をふるうわけでもなく、「私たちはただ、自分のやるべき医療をやるだけ」と、淡々と語ってくださいました。しかし、スタッフ曰く「経営者というより、やはり医者。患者さんのこととなると普段の顔はどこへやら、すごく熱くなっています!」とのことでした。

★データ
診療時間 午前9時~午後4時
休診日 日曜・祝日・土曜午後
 

長谷川歯科医院

2006-03-25

桜マーク

〒223-0065 横浜市港北区高田東4-11-20 
TEL:045-531-6451
取材日:2006/03/03

 

40年、街の人々の歯を
見守り続けた
母娘クリニック


すっかり日差しが春めいてきた今日この頃。こんなときこそ、温泉につかって心と体を思い切り解きほぐしてあげたいものですね~。ところで、神奈川県横浜市に温泉がある――って知っていましたか?あるんです、じつは。そう、東急東横線綱島駅にある「綱島温泉」です!明治時代に発見されて以来、戦前、戦中を通し、「東京の奥座敷」としておおいに賑わっていたそう。残念ながら今では温泉も一箇所を残すのみ。街には新しいマンションが立ち並び、すっかりモダンな風情となりました。しかし、駅前には古い商店も軒を連ねており、在りし日の面影をしのぶことができます。さてさて、今回訪ねたのは、そんな古さと新しさを兼ね備えた街、綱島。駅からバスで7、8分の場所にある「長谷川歯科医院」にお邪魔しました!

■患者さん第1号は90歳近い男性
アッコ: う~む、建物は新しくてキレイなのに、窓から見えるお庭には古風な石灯籠が――。なんだか不思議な雰囲気ですね。開院されたのはいつなんですか?
   
長谷川院長:

それが昭和40年なんですよ。ざっと40年前ですね。もともと母が院長を務めていたんです。母は今、八十歳ですが、七十歳過ぎまで現役でした。平成12年に代替わりし、私が院長になっています。

   
アッコ: ええっ、40年前!さぞ長年通われている患者さんもおられるんでしょうね。
 
長谷川院長:

ええ、ご高齢の方も大勢みえますよ。おひとり、90歳近い男性が通院されているんですが、この方は開院前日にいらっしゃった「患者さん第1号」なんです。今も母が治した歯がちゃんと残ってますよ。 その一方で、若いお母さんやお子さんも多いですね。この地域には新しいマンションもたくさん建っていますから。近所の幼稚園や保育園で園医を務めているせいもあるかもしれません。

   
アッコ: まさしく地域密着型ですね。ご近所ともすっかりお馴染みですか?
   
長谷川院長: 私自身はここで暮らしているわけではないんですが、それでも知り合いは増えましたね。スーパーに買い物に行くと、患者さんにばったり会ったり(笑)。
   
アッコ: お母様の代と比べると地域の様子はずいぶん変わったと思いますが、歯の悩みにも時代背景があるんでしょうね。
   
長谷川院長:

歯に対する衛生意識、審美意識はかなり高まっていますね。昔は早朝や深夜に、虫歯の急患がよくあったものなんですけど、この頃では減りました。それだけ予防を心がける人が増えたんでしょう。インプラント(永久歯根)の認知度もずいぶん上がりましたよ。以前は私が「インプラントという方法がありますよ」と説明していたのですが、最近では患者さんのほうから「入れ歯じゃなくて、インプラントにしてね」とおっしゃるほど。

もちろん、みんながみんなそういうわけではありません。たとえば園医をしていると、「今は子どもの歯も二極化しているなあ」と感じます。まったくどこも悪くないきれいな歯のお子さんがいる一方、すごく虫歯の多いお子さんもいる。昔は均一で、どの子も少しずつ虫歯があったものなんですが。

   
アッコ: 歯にも世相が表れているものなんですね……。
   
■一本一本の治療を丁寧に、 ひとりひとりとのコミュニケーションを大切に
 
アッコ: さきほどインプラントの話が出ましたが、どんな方が受けられるんでしょう?
   

長谷川院長:

いろいろですが、これから第二の人生を迎えようという、元気な中高年の方が多いように思います。たとえば定年退職した男性や、在宅介護を終えた女性などですね。「長年、家族のために頑張って働いてきたけど、これからは自分のために生きたい」「ずっとおばあちゃんの世話で、自分の時間が持てなかった。最期まで看取った今、もう一度、私らしい人生を生き直したい」――そんな思いから施術を決意される方が少なくありません。インプラントはお金も時間もかかる治療ですから、踏み切る際は、それなりのドラマがあったりするんですよ。

 

   
アッコ: 患者さんとはいろいろ雑談されたりするんですか?
   
長谷川院長:  こちらからしつこくあれこれお尋ねすることはありませんが、ぽつりぽつりと自分のことを話してくださる患者さんは、結構おられますよ。ときには診療時間がかなり長引く方もいますからね。
   
アッコ: 長引くといいますと、どのくらい?
   
長谷川院長:  診療内容にもよりますが、長くて2時間くらい。ときには半日がかりの治療もあります。じっくり型なんですよ、私。
   

アッコ:

回転率を上げて、収益を上げようとは思わない?
   
長谷川院長: ええ。「一本一本の治療を丁寧に、ひとりひとりとのコミュニケーションを大切に」というのがモットーなんです。これは母の教えでもありますね。もうひとつこだわっているのが、「けっして無理強いをしないこと」。歯を抜くときも、削るときも、患者さんが完全に納得しない限り、絶対に手をつけないようにしています。
どんなにボロボロになっても、患者さんにとっては大切な歯。失うのは抵抗があるはずです。だから、よく説明した上で、その気になってくれるのをとことん待つことにしています。 治療は遅れるかもしれない。でも、それはそれでいいと思う。内科と違い、歯科診療は患者さんと医師の共同作業です。お互いわずか30センチ程度の至近距離で、治療を進めるわけですから、信頼関係がないとうまくいきませんよ。医師不信に陥ったら、途中で治療を中断してしまうことになります。そうなったら最悪です。よけい症状が悪化しかねません。場合によっては、後々抜歯することになるかも。
   
アッコ: それでじっくり型を貫いておられるわけですね……。でも、忙しい患者さんの場合は?
   
長谷川院長: たしかに時には患者さんをお待たせしてしまうこともあります。急いでいる方はもちろん、それなりに対応しますが。しかし、非常勤の医師を増やし、診療時間を短縮化して――とやってしまうと、うちの診療ではなくなってしまう。治療した歯については、できるだけ末永く責任をとりたいんです。
   
■夢は100人の仲間作り
   
アッコ: オイルショックが歯科医への道を拓いた
   
長谷川院長: それがね、大学を卒業した後なんですよ。もともと青山学院大学の経済学部出身。ところがオイルショックの影響で、大卒女子はひどい就職難に見舞われまして。じゃあ手に職をつけようかと思い、卒業後、歯科技工師の専門学校へ通いました。
ところがこの仕事が結構ハードな上、時間も不規則で――。そこで母のようにいっそ歯科医になろうと決意しました。あらためて、歯学部へ入りなおしたというわけです。
   
アッコ: 文系から理系へ移ったわけですか。ものすごい根性ですね!
   
長谷川院長: 元来、のんびり屋なんですけど、決めたことは絶対やり通しちゃいますね。
   
アッコ: そういうところは、治療にも表れていると思われますか?
   
長谷川院長: そうですね。歯科医として、多くの業績を残したいとは思わないけれど、自分の仕事にはとことん集中して取り組みたい。経営者としては優秀じゃないかもしれないけど、納得して進んでいくことのほうが大事なんです。
   

(コラム)今回の花マルポイント! 「(ほぼ)女の園」
自分が女性だからでしょうか?なんだか妙に落ち着くと思ったら、先生もアシスタントのみなさんもみんな女性。二人の非常勤の先生のうちお一人は男性とのことですが、取材日はご不在だったため、ほぼ「女の園」状態でした(もちろん、男性のお医者さんにもよい点はたくさんあるのですが)。患者さんが世間話や打ち明け話を始めてしまうのもわかるような……。歯医者さんではとかく緊張してしまう私なのですが、こんなクリニックならリラックスできそうです。

★データ
平日 9:30 ~12:30 14:00~18:00 
休診日 木曜日/日曜日/祝祭日
 

ピアシティ坂井歯科

2006-02-20

桜マーク

住所:埼玉県越谷市七左町2-144 ピアシティ越谷2F
TEL:048-985-4600
院長:坂井 孝郎医師
診療科目:歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科
取材日:2006/02/14.

 

夫婦で歯の健康を見守る
大人と子どものクリニック
ピアシティ坂井歯科

 


人間の細胞は、7年経つとすべて入れ替わってしまうといいます。お肌の生まれ変わりサイクルは28日間、髪の寿命は2~7年だとか。ところで、歯は・・・?そう、歯は乳歯から永久歯に抜け替わるだけ。生えてきた永久歯は一生使わなければなりません。だからこそ、歯とは心しておつきあいするべきなのですね。ところが、私が心しておつきあいしているのは、虫歯が痛むときだけ。普段は、30分間のブラッシングやデンタルフロス、定期的な歯科検診などとは、まるで無縁な生活を送っています。
でも!今回の取材をきっかけに、心を入れ替えることにしました。ピアシティ坂井歯科・坂井院長によれば、「治療コンセプトのもっとも大きな柱は予防」なのだとか。控えめで淡々とした口調からは、歯に対する愛情が伝わってきました。自分の歯はもっと愛さなくちゃいけませんね。ホント。

■とことん話し合ったうえでおこなうインプラント治療
アッコ: うわあ、とってもお洒落なクリニックですね。ダークブラウンで統一された調度品にオフホワイトの壁。待合室の椅子はレモン色、そして診察台はスカイブルー。歯医者さんというより、なんだかサロンといった雰囲気ですね。
   

坂井院長:

ありがとうございます。ほめていただくと嬉しいです。内装には結構こだわったんですよ。診療室は個室型ですから、落ち着いた環境で治療を受けることができます。天井も高いので圧迫感がありません。空気清浄機も常備しました。

 

     
アッコ: ほかの設備はどうですか?
     
坂井院長:

 最新式のデジタルX線を導入しています。従来に比べ放射線量は約1/4。被曝量が少なくてすむので、安心して受けていただけますよ。また、コンピュータにデータが転送されるので、患者様自ら画像を確認できます。
そうそう、駐車場も完備しています(笑)。当院が入っているフードスクエア・カスミの駐車場がありますので、無料でご利用いただけます

 

   
アッコ: ところで、こちらのクリニックは一般歯科のほかインプラント、 審美歯科をなさっているんですね。それに小児歯科もされていると伺いました。まず、インプラントについて伺いたいんですが、そもそもインプラントって何なんですか?無知ですみません…。  
   
坂井院長: いえいえ、なんでも聞いてください。インプラントとは、人工歯根のこと。歯茎の中に人工の歯根を埋め込み、そこへ人工歯を取り付けます。
『歯を失ってしまった――でも、入れ歯はイヤ』。そんな人におすすめです。
   
アッコ:

入れ歯とはどんなところが違うんでしょう。

   
坂井院長: やはり一番違うのは、噛み心地でしょう。ごく自然で、自分の歯とほぼ同じ感覚です。きちんと定着すれば、ほぼ半永久的に使えますしね。
   
アッコ: そうですか!じゃあ、万が一歯を失っても安心ですね。歳をとって抜けちゃったら、インプラントをすればいいわけですものね。
   
坂井院長: それがそうもいかないんです。インプラントにはメリットだけでなく、デメリットやリスクもありますから、まずそれをきちんと理解してくださいね。
デメリットとして挙げられるのは、第一に治療期間が長いということ。最大で4ヶ月くらいはかかるでしょうか。第二に治療にともなう患者さん自身の負担感です。治療には手術をともないますし、歯根が定着するまでアフターケアも行わなくてはなりません。
また、ある程度の出費も覚悟しましょう。保険外診療ですからね。
   
アッコ: ・・・そうなんですか。やはりうまい話というのはないものですね。
それにしても、インプラントのメリットだけでなく、デメリットもきちんとご説明いただけるのは患者にとってありがたいお話です!大切な歯のことですし、事前によく検討しておきたいですものね。
   
坂井院長: ええ。ときにはインプラントを希望される患者様に「残念ですが、やめておきましょう」とはっきり告げることもあります。術後の経過が心配なお年寄りや、歯槽膿漏などで歯茎が弱っている方などですね。
   
アッコ: 入れ歯ライフから解放される--となれば、頑張って受けてみよう!という人は少なくないはず。よく相談したうえで、安心して手術を受けたいものですね。
■納得できる治療を。それが小児歯科のポリシー
 
アッコ: 次に小児歯科についてお聞かせください。日本小児歯科学会の認定医がおられると伺いましたが--。
   

坂井院長:

じつは認定医というのは、私の妻のことなんです。18年間、小児歯科で子どもたちの歯を診療してきました。治療姿勢は徹底していますよ。時間をかけて本人や保護者が納得できるように説明をする。そして泣いたり暴れたりしても、治すべき歯はきちんと治す。それが彼女のポリシーです。もちろんご両親のOKがあれば、の話ですが。実際のところ、泣いたりあばれたりするお子さんはすごく少ないです。みなさんちゃんとできますよ。

   
アッコ: それは頼もしいですね。最近は、泣かれると診療を中断してしまう歯科医が多いとか。場合によっては結果的に治療を長引かせることになってしまうかも・・・。もちろん、考え方はいろいろだと思いますが。ところで同じ職場で働いていて、夫婦喧嘩に発展したりしませんか?
   
坂井院長: ご心配なく。それぞれ専門が分かれていますから、ぶつかることはありませんよ(笑)。

■なるべく歯医者にかからなくてすむよう、歯医者に行く

   
アッコ:

最後に、クリニックのコンセプトについて伺いたいのですが。普段、診療にはどんな気持ちで臨んでおられますか。

   
坂井院長:

「なるべく歯医者にかからなくてすむように」が診療のモットーです(笑)。歯科医がこんなことを言うと、不思議に思われるでしょうが。症状が悪化してから歯医者に来ると、費用も時間もかかりますよね。痛い思いもしなくてはなりませんし。
患者様にはそうなる前に歯医者に来ていただきたいのです。定期的に通い、徹底的に予防に努めてほしい。長い目で見れば、そのほうがお金も時間もムダにせずすみます。

   
アッコ: 虫歯になって慌てるまえに、ポジティブに予防を」ということですね。。
   
坂井院長:

そう。「予防重視」こそ、当院の治療方針です。一口に予防といっても、二つの段階があります。ひとつは「再発の予防」。そしてもうひとつが「病気になる前の予防」です。まずは後者についてきちんと意識を持ってください。そのためにはなんといっても普段のケアが不可欠。
だからこそ私たちはブラッシング指導など、なるべく懇切丁寧におこないます。
もちろん、再発予防のための治療も徹底しますよ。必要であれば抜歯もします。そして、一度治したところは二度と悪くならないよう、お手伝いします。
悪い歯を治すだけでなく、歯の健康そのものを支えてゆきたい--これが当院の願い。自分の歯で噛む喜び、心から「うまい」と思える幸せを、どうか大切にしていただきたいですね。

 

(コラム)今回の花マルポイント! 「日本小児歯科学会認定医」
子どもは自分で虫歯ケアができません。だからこそ、信頼できるかかりつけ歯科医を親の目で探しておきたいもの。もちろん、方針はいろいろです。「とにかくフレンドリーな先生がいい」という人もいれば、「しっかり治してくれたほうがありがたい」という人もいるでしょう。しかし、「泣いても治すものは治す」という治療姿勢は、私の目には頼もしいものに映りました。こう書くといかにも怖い先生のようですが、ご安心を。とても可愛らしくて、優しい雰囲気の女医さんでした♪

★データ
診療時間 10:00 ~20:00 
休診日 水(日・祝日は診療)
ただし、小児歯科は火・金午後/日午前
 

久が原駅前歯科

2005-11-19

桜マーク

住所:東京都大田区南久が原2-7-3 セイジョービル2F
TEL:03-5482-0636
院長:鈴木孝博 医師
診療科目:歯科、矯正歯科、小児歯科、歯科口腔外科
取材日:2005/11/04.

 

長い目で見た歯の健康を守る!
地域に愛される町の歯医者さん
久が原駅前歯科

「かかりつけの歯医者さん」、決まっていますか?私自身は、こと歯医者さんについてはかなりの浮気者です。通ってはみるものの、説明がわかりにくかった り、衛生面が気になったり。その報いで、急に歯が痛くなったりすると、駆け込むべき歯医者さんが見つからず、途方にくれることもしばしば。そのたびに普段 の行いを猛烈に反省するのですが、やっぱり浮気はとまりません。「痛いときはすぐ診てくれる」「ちょっとした相談にも気軽に乗ってくれる」「院内はどこも ピカピカ」「詰め物などをしっかり入れてくれる」「ブラッシングがいまいちでも怒ったりしない」など、歯医者さんに望む条件は挙げればきりがありません。 はぁ~。高望みなんでしょうかね……。 

そんなわけで今回、伺ったのは大田区南久が原にある久が原駅前歯科。その名の通り、駅前商店街にある「町の歯医者さん」です。院長の鈴木孝博先生は、「ブルースと発明が好き」という、ちょっぴりユニークな方。地域の皆さんから、長く熱く支持を受けている理由を伺いました!

 

■あたりまえのことをあたりまえに
その場限りの治療はしない
アッコ: 院内が新しくてとてもキレイですね!
   

鈴木院長:

 

みんな頂きものなんですよ。フィギュアはお菓子やジュースのオマケでしょうねえ。来院したお子さんたちが置いていくんです。観葉植物や鉢植えも、開院祝いに と、やはり患者様から頂戴したもの。カメのモデルはうちのペットです。写実的なタッチで素晴らしいでしょう?患者様が描かれたんですよ。
     
アッコ: いや~、みなさんに親しまれているんですね。ご近所の患者さんが多いですか?
     
鈴木院長:

ええ、お子さんや主婦、お年寄り、仕事帰りの方など、地域の方が大勢来院されますよ。開院以来、ずっとお付き合いしている患者さまもたくさんおられます。

     
アッコ: 私も歯医者さんにはよくお世話になりますが、あちらの歯医者さん、こちらの歯医者さんと、つい「ドクターショッピング」をしてしまうんです。「かかりつけの歯医者さん」がなかなか定まらないんですが、先生が地域の人気者なのはなぜなんでしょう?
     
鈴木院長:

 い やあ、人気者だなんて……ははは(照れ笑い)。あたりまえのことをあたりまえにやっているだけなんですが。こだわっているのは、「その場限りの治療ではな く、長い目で歯の健康を考えること」でしょうか。たとえば、金属は入れるにしても、使っているうちに取れてしまうような入れ方はしていないつもりです。虫 歯が再発しないよう徹底的に治療をおこなう、といったことも心がけていますね。

そうそう、みなさんには定期的に診療に通っていただき、歯のメンテナンスを続けるよう声をかけています。葉書をお送りして、「その後、歯の具合はいかがですか。そろそろ検診をしましょう」とチェックを呼びかけることもあります。

   
アッコ: 葉書ですか。私はお医者さんから頂いたことはないですね。そんな心遣いも、長くおつきあいできる所以かも……。治療についての説明はどのようにおこなっていますか。  
   
鈴木院長: こ れもごくあたりまえのことだと思いますが、簡単な言葉でわかりやすく、治療方針をご説明します。たとえば「この歯とこの歯はこうして治療するから1回の診 療ですみます。でも、こちらの歯はこういう手順で治すので、3回にわたって診療が必要です。だからトータルで4回、通っていただくことになりますよ」と いった具合に。
   
アッコ:

鈴木院長:

回数で説明していただくと、わかりやすいですね。ところで、急患の場合はどのように対応されていますか?最近は予約制の歯医者さんが多いので、急に虫歯が痛くなったとき、診てもらえるクリニックがなかなか見つからないんですが。

歯が痛くてお困りの患者様は、なるべく最優先で診療していますよ。そんな場合はとにかく痛みを止めるため、応急処置をおこないます。このほか、患者様のご都合にあわせ、可能な限り融通をきかせるようにしています。「海外旅行や出張のため、しばらく通院できない」という方がおられれば、 何度かに分けておこなう診療をなるべく一時にやってしまい、短期集中で治療したりします。

   
■滅菌消毒には最新の機器を
エプロンは使い捨て・特大タイプ!
 
アッコ: 「話せる歯医者さん」というわけですね(笑)。衛生面については、どのような体制をとっていますか?
   

鈴木院長:

 器 具はすべて「オートクレイブ」という高圧蒸気滅菌機を使って消毒をおこないます。高い圧力をかけることで、沸点を低くし、大量の蒸気で滅菌することができ ます。山の上でカップラーメンを食べようとすると、気圧が低いのでなかなかお湯が沸かない――という話を聞いたことはありませんか?その逆の状態を作りだ すわけですよ。こうして消毒した器具は、必ず患者様の目の前で機械から取り出して使うようにしています。

また、オイルライザー(高温オイル殺菌装置) は内側まで消毒。口腔内洗浄用シリンジの先端部分、バキュームなどもその都度交換し、エプロン、汚物入れはすべて使い捨てを利用しています。

   
アッコ: こ、これがエプロンですか。特大サイズですね!お腹まで隠れますよ。
   
鈴木院長: ええ、水が跳ねて服を汚すといけませんからね。もちろん、防水加工処理ずみです。使い捨てタイプはコストもかかりますが、どうしても衛生管理は徹底したいんです。

■見た目よりも歯の健康が優先
歯茎の状態が悪ければ矯正を断ることも

   
アッコ:

鈴木院長:

こちらのクリニックでは、矯正歯科もおこなっているそうですが、どんな治療をおこなっていますか?

当院では、「ストレートワイヤーアプライアンス」という形状記憶合金を使っています。

ほら、どんなに曲げてももとに戻るでしょう?これなら弱い力で歯を動かすことができ、摩擦抵抗を抑えます。おかげでかなりの程度、痛みを和らげることができます。もちろん、まったく痛みがないというわけではありませんが。

   
アッコ:  治療期間や費用のめやすはどのくらいでしょう?
   
鈴木院長:

期間はトータルで2~3年といったところでしょうか。歯を動かしたら、あとは骨が固まるまで、しっかり時間をおきます。費用はケースバイケースですが、トータルで40~50万円くらいですね。正直言って、かなり安いです(笑)

でも、どなたにも矯正をおすすめできるわけではありません。虫歯の治療が完全に終わらなければ矯正はできませんし、歯槽膿漏などで歯茎が痛んでいる方には「矯正はあきらめてください」とお伝えすることもあります。

   
アッコ: あのう、ところで先生ご自身のことについて伺っていいですか。なぜ歯科医を目指されたんでしょう。
   
鈴木院長:

実 家が祖父の代からの歯医者でして。僕が生まれたと同時に、「歯科医にしなくちゃ」というので、両親は学費の貯金を始めたらしいです(笑)。でもね、子ども の頃は電気屋さんになりたかったんですよ。「町の電気屋さん」に。何しろ機械いじりが好きで、一日中「ハンダゴテ」を持っているような子でしたからね~。 今でも暇さえあれば、自分で考案した機械を作っています。「自動消煙灰皿」とかね。

もちろん、歯科医の仕事にはやりがいを感じていますよ。患者様から「痛みがなくなった」「虫歯が治った」という声を聞くと、この仕事をやっていて本当によかった、と心底思えます。それに、いろいろな機械や器具もいじれますしね(笑)。

今回の花マルポイント! 「キッズルーム」
小さな子どもを歯医者さんの待合室で待たせておくのは至難の業!泣きわめいたり、チョロチョロ動き回ったり。そんなお母さんたちの悩みを解消すべく設けら れているのが、この小部屋です。棚には、鈴木院長自ら選んだという絵本が並び、玩具もたくさん揃えられています。写真を見ての通り、院長もこの部屋にいる と落ち着くようで……。

★データ
月・木 14:00 ~20:00 火・水・金 10:00 ~20:00 土 10:00 ~17:30
休診日 日/祝祭日
 

じゅん矯正歯科クリニック

2005-07-19

桜マーク

住所東京都江東区亀戸2-32-4 モン・ヴィーニュ101
TEL:0120-418-693
診療科目:歯科、歯科口腔外科、小児歯科
取材日:2005/07/27.

 

予防から入れ歯まで、なんでも相談できる歯科をめざして。
オープンマインドがモットーです。

一生を通じて自分の歯で食べられたら、それはとても幸福なことですよね。でも実際はなかなかそうもいきません。しっかり噛んで食べられないことがどんなに辛いものかは、歯を失ってみてはじめてわかるもの…。義歯や入れ歯のお世話になる時、不安な気持ちをわかってくれる歯医者さんは頼もしい存在です。


 

■歯科治療をトータルコーディネート
アッコ: 初診時に心掛けていらっしゃることはどんなことですか? 
   
丸山院長:

このパソコンは、カウンセリングをおこなう上で欠かせない役割を果たしているんです。現在の歯や顎などの状態、矯正後の状態などを、モニターの画像でわかりやすく伝えることができますからね。 初めての患者様には、まず治療の方法や治療期間、費用などについて説明をおこないます

   その後、顔と口の写真、頭や顎のX線写真を撮影。歯の模型をとります。さらにパソコンの画像を見ながら、カウンセリングをするわけです。診療時間はひとり平均30分間くらいかな。納得していただけるまでじっくり丁寧に説明しますよ。
   
アッコ: そんなふうにしっかり向き合っていただけると、患者としてもおおいに安心です。でももし、直接先生に言いにくいことがあったら?
 
丸山院長:

そんな場合はトリートメント・コーディネーター(TC)にご相談ください。ドクターと患者様の間に入って、不安や疑問の解消に努めます。いずれも1年半以上の臨床を経た上で、3ヶ月間みっちりトレーニングを受けているスタッフばかり。安心してなんでも話してくださいよ。

   
アッコ: そんな場合はトリートメント・コーディネーター(TC)にご相談ください。ドクターと患者様の間に入って、不安や疑問の解消に努めます。いずれも1年半以上の臨床を経た上で、3ヶ月間みっちりトレーニングを受けているスタッフばかり。安心してなんでも話してくださいよ。
   
丸山院長: ええ、白衣は着ない主義なんです。当院のドクターは全員そうですよ。
■患者の負担を小さくする新装置
 
アッコ: 先生の専門は入れ歯だそうですね?
   

丸山院長:

「大学では総入れ歯を専門的に学びました。今、この部門で大学の兼任講師も務めています。総入れ歯というのは、学問上の正解がない領域なんです。もっといえば学問と臨床を分けてやる必要があります。」

   
アッコ: じゃあ、思い切っていろいろ質問させていただきます。歯の矯正って時間がかかりますよね。しかも頻繁に通院しなければいけないって聞きましたけど、本当ですか。
   

丸山院長:

ク リニックにもよりますが、当院ではそれほど長期間かかりませんよ。成人では1年半~2年間くらい。子どもの場合は乳歯の子で1~2間年。永久歯の子で 10ヶ月~1年間でしょうか。最先端の装置を導入しているので、治療期間は従来の20~50%ですんでいるんです。通院頻度もだいたい2ヵ月に1度くら い。通常ですと、月に1回は通院するようですけどね。
   
アッコ: 2ヶ月に1回通って、最大2年間・・・。12回通院すれば「ゴールイン」というわけですか。でも、最先端の装置を使うとなぜ短期間ですむんでしょう?
   

丸山院長:

腕っ 節の強い大男が、四角い石を押している光景をイメージしてみてください。男は汗を流して踏ん張るけど、なかなか石は動きません。なぜか?石と地面との間に 摩擦抵抗があるからですよ。でも石の下に丸いボールを入れたらどうでしょう?石はスムーズに進みますよね。何も大男でなくても楽に動かせます。今までの装 置は、ワイヤーの力で無理やり歯を動かしていただけですが、当院で取り入れているものは、低摩擦&低矯正力のもの。つまり、弱い力で楽に歯を動かせる装置 なんです。おかげで治療期間も短縮化できるし、痛みも少ないんですよ。

   
アッコ: それを聞いてほっとしました。慣れないうちは痛いって言いますものね。ところで費用は全部でどのくらいかかるんですか?追加の治療費がかかったりすることはないんでしょうか?
   

丸山院長:

費 用については、初診時にきちんと説明をおこないますから、その心配はいりませんよ。子どもの場合は乳歯だと31万5000円、永久歯で42万円。大人は 73万5000円。インプラント(人工歯根を埋め込む治療)をするとさらに5万2500円がかかります。その他の経費を入れると、平均費用は総額80~90万円程度ですね。

■すべては素敵な笑顔のために――

   
アッコ: あらかじめわかっていれば、予算の組みようもあります(笑)。ところで、患者さんはやはり子どもさんが多いんですか?さっきから待合室でロボット犬が遊んでいますが・・・。
   

丸山院長:

 「デ ン太」という名です(笑)。お子さんは6割くらいですね。みんな可愛がってくれますよ。キティのロボットもありますが、やはり子どもたちの人気者です。来 院の日が楽しみになるような雰囲気を作りたいと思い、用意したんですよ。診療中もなるべく会話をするよう心がけています。「もうすぐ運動会シーズンだね、 どんな競技に出るの?」とか「漢字テストはうまくいった?」とか。「ドクターと患者」ではなく、「友達同士」の関係を作りたいと思っています。
 アッコ:  子どもたちにとっては歯医者さんというより、「優しいお兄さん」なんでしょうね。若い女性も多いですか?
   
丸山院長: え え、若い方だけではなく、仕事帰りの方や主婦の方が大勢見えられますよ。そうそう、みなさんにリラックスしていただけるように、院内ではアロマテラピーを おこなっています。季節や温度や湿度にあわせ、アロマテラピストがその日にぴったりのエッセンスを選ぶんですよ。アロマポットだけでなく、顔に乗せる蒸し タオルにも数滴。いい香りがふんわり漂って、気分がほぐれますよ。
   

アッコ:

なんだかエステサロンのようですね。仕事や家事が終わった後、そんなひと時を過ごすのもいいかもしれない・・・。
   
丸山院長: 平日は夜8時まで、土曜日も午前10時~午後6時まで診療しているので、忙しい方も気軽にお越しいただけると思いますね。また、予約制ですので、基本的に待ち時間はほとんどゼロです。
   

アッコ:

今日はいろいろとありがとうございました。最後に患者さんへのメッセージをいただけますか?
   
丸山院長: 歯 科矯正はけっしてつらいものではありません。リラックスしたムードを楽しみながら続けてください。そして素敵な笑顔を手に入れてほしい――。最後の診察日 には当院からお菓子をプレゼントするんですが、それを見てにっこりされたみなさんのお顔がなんともいえずいいんですよ。私にとっては何よりのご褒美です ね。

(コラム)今回の花マルポイント! 「メールシステム」
口の中の写真をデジカメや携帯電話でパチリ!画像をメールで送れば、質問に答えてくれます。もちろん、写真ナシでもメール相談はOK。治療中は何かと不安 も多いと思いますが、わざわざクリニックに出かけていくのは大変ですよね。そんなとき、気軽に相談できるこんなシステムは、結構便利かもしれません。

★データ
平日 14:00 ~20:00 土曜日 10:00 ~18:00
休診日 火曜日/水曜日/第一・第三木曜日/祝祭日
https://www.jun-kyousei.com/
育成・更生医療指定機関
顎変形症、口蓋裂など保険診療可
日本橋正歯科学会認定医
 

 

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