Archive for the ‘突撃病院レポート’ Category

あいざわ歯科医院

2005-07-18

 

桜マーク

住所東京都江東区亀戸2-32-4 モン・ヴィーニュ101
TEL:0120-418-693
診療科目:歯科、歯科口腔外科、小児歯科
取材日:2005/07/27.

 

予防から入れ歯まで、なんでも相談できる歯科をめざして。
オープンマインドがモットーです。

一生を通じて自分の歯で食べられたら、それはとても幸福なことですよね。でも実際はなかなかそうもいきません。しっかり噛んで食べられないことがどんなに辛いものかは、歯を失ってみてはじめてわかるもの…。義歯や入れ歯のお世話になる時、不安な気持ちをわかってくれる歯医者さんは頼もしい存在です。


 

■歯科治療をトータルコーディネート
ヒロ: 初診時に心掛けていらっしゃることはどんなことですか? 
   
相澤医師: 「歯科では患者さんは大抵の場合、口の中のどこかしらに異常、痛みを感じてから来院されます。この痛みを早くなんとかして!とおっしゃるそのお気持ちはとてもよくわかります。まず初診時はきっちり30分確保して、痛みの原因を探るために、該当箇所だけじゃなく、これまでの歯科治療のこと、患者さんの健康面全体のことなど、より多くの情報をお尋ねしています。」 
   
ヒロ:  痛いトコロを治すだけじゃダメということですね。
 
相澤医師:

「該当する部分の痛みを取り除く処置だけでは、つぎはぎの治療になってしまい、それは長い目で見ると決してよいことではありません。総合的に診る必要があります。それと、今までに歯科治療で痛い思いをした経験をお持ちの方は特に、また同じ思いをするんじゃないかなど、不安を抱えていらっしゃいます。ドクターである私に不満でも何でも、直接話しやすい環境にあれば意思の疎通ができて信頼関係も生まれます。だから私自身はオープンな気持ちで患者さんと接することを心掛けています。」

   
ヒロ: 院内の雰囲気も明るいですね。
   
相澤医師: 「白一色だと冷たい感じがしますよね。子供さんは特に敏感なものですから、暖かい雰囲気を大切にしました。お母様が治療中でも、子供さんが飽きずに待っていられるスペースも作ったんですよ。」 
■これが正解”という学問的共通回答のない総入れ歯治療
 
ヒロ: 先生の専門は入れ歯だそうですね?
   

相澤医師:

「大学では総入れ歯を専門的に学びました。今、この部門で大学の兼任講師も務めています。総入れ歯というのは、学問上の正解がない領域なんです。もっといえば学問と臨床を分けてやる必要があります。」

   
ヒロ: というと?
   

相澤医師:

「お一人お一人の趣味、嗜好品、生活など、様々な要因によって入れ歯の使いやすさというのは異なります。入れ歯相談で来院される方は、現状に不満を持っていらっしゃるのですから、そのお気持ちをしっかり受けとめること、特に高齢な方のナイーブな気持ちを察することは大事です。」
   
ヒロ: 何がどう不満なのか、言葉で伝えにくいこともありますね。
   

相澤医師:

「もともと口数の少ない方もいらっしゃますし、適切な言葉が見つからずにもどかしい思いをされている方もいらっしゃいます。そんな時も、患者さんと私の間に話しやすい関係ができていれば、感覚的な言葉でも、何を言おうとしていらっしゃるのかがわかるんですね。」

   
ヒロ: 高齢な方ですと健康面で不安を抱えていらっしゃる方も多いですよね
   

相澤医師:

「既往症への配慮は不可欠です。また、いったん入れ歯をお作りして使っていただいていても、全心疾患に罹ったりされると、入れ歯も替えなくてはいけないことがあります。ですから、入れ歯をご提供したところが終わりではないんです。実際に使ってもらう中で、改善していって、自然に噛めるようになったところでようやく一つの到達点に達する感じですね。」

■患者さんが安心できる環境で治療に臨む

   
ヒロ: 設備類も充実していますね。
   

相澤医師:

 「歯科治療って、患者さんからは見えない状態で行われるものでしょう。だから不安も大きいんですよね。今、何をしているんだろう…って。X線写真に加えて、口腔内カメラのわかりやすい画像で治療前後の様子を見られれば安心ですし、患者さんが治療を自分のこととして捉えやすくなるでしょう。そして自主的な健康管理に臨めるようになるといいですよね。」
   
ヒロ: 診療時の待ち時間への配慮などはされていますか?
   

相澤医師:

「基本的に予約制をとっています。その方が私も一人一人の患者さんに対してきっちりと準備をして治療に臨めますから。でも痛みを堪えきれなくて来院される方もありますし、コミュニケーションに時間がかかったりすることもあります。大幅にお待たせしないよう努力してますが、これは永遠の課題ですね。」
   
ヒロ: 読者の皆さんへのメッセージをいただけますか?
   

相澤医師:

「子供から大人まで、虫歯治療から入れ歯、審美歯科など幅広い対応をさせていただいています。大きな処置や、より専門的な処置が必要な場合は大学病院などの幅広いネットワークを活かして患者さんに適した方法をご提案させていただきます。どんなことでも安心してご相談ください。」

取材後記
その場限りや局所的な治療をよしとせず、歯の治療のトータルコーディネートを推奨されている相澤医師。最初にお会いした時から、背筋のスッと伸びた方だなぁと思っていたら、学生時代から空手を続けていて有段者でいらっしゃるとか。ナルホド、優しい眼差しの中にも凛とした雰囲気をお持ちで、頼もしさが感じられました。院内も爽やかで居心地のいい雰囲気です。(2005年7月27日)

 

 

ヒロアキ歯科医院

2005-05-18

 

桜マーク

住所:埼玉県新座市東北2-18-22
TEL:048-487-4187
院長:金子 容明医師
診療項目:歯科、小児歯科
取材日:2005/05/20.

 

80歳まで自分の歯で、イキイキとした毎日を!
予防歯科を推進しています。

歯槽ノーローというと、大人の、しかもかなり高齢の人がなる病気と勝手に思っていましたが、実は若年層にも多いことを知ってドッキリ。しかも、歯茎が蝕まれることによって、虫歯でもないキレイな歯が失われてしまうとは、何とせつないことでしょう。取り返しのつかなくなる前に、日頃から私たちができることは…


 

■子育て中の方にも安心の診療環境。
ヒロ: 院内が新しくてとてもキレイですね!
   
金子医師: 「私は独立開業したのが比較的遅い方なんです。大学を卒業後、長く勤務医をしていたので。だからここもまだ新しいんですよ。」
   
ヒロ:  診療スペースがきっちり区切られていて落ち着けそうです。
 
金子医師:

「パテーションで区切ることで、患者さんが落ち着いて受診できる空間を作り、プライバシーも守れるようにしています。それから、診療スタッフと患者さんの動線も分けています。こちらは衛生面への配慮ですね。」

   
ヒロ: ベビーベッドがありますが!?
   
金子医師: 「ええ、小さなお子さんのいらっしゃる方の中には、治療の時、託児施設などを利用して子供さんを預けてこなくてはならない方もいます。そんな負担をできるだけ少なくしたいと思って置いているんです。目の届く所にいられるので、お子さんにもお母様にも安心していただけるようですよ。」
■初期は自覚症状が少ない歯周病。日頃からセルフケアを!
 
ヒロ: 先生が診療にあたって日頃から気をつけていらっしゃることは?
   

 


金子医師:

 「なんでも相談できる存在でいることです。たとえば、最近歯を磨く時にちょっとしみるなぁとか、何となく歯が浮く感じがするとか、ちょっとしたことでも、気軽に訪れてみようと思われる歯科でありたいですね。」
   
ヒロ: このぐらいで病院に行くのは大げさかも…と思ってしまいがちですよね。
   
金子医師: 「私は歯周病を専門に学んだのですが、歯周病の場合、特に初期段階では自覚症状が少ないんです。だから進行した状態で治療し始めることになりやすいんですね。虫歯にしろ歯周病にしろ、初期であるほど治療も治癒も早いんです。そのためには初期のシグナルを見過ごさないことが大事です。」
   
ヒロ: 歯周病のチェックには、どのくらいのスパンで来院するとよいでしょう?
   
金子医師: 「歯周病の場合は3ヶ月に一度くらいの来院をお勧めしています。歯周病は生活習慣病なので、日頃からご自分でケアすることが大事です。患者さんのセルフケアを促してさしあげることが私たちの務めですね。」
   
ヒロ: 痛みがないのに病院へ行くのはナカナカ難しいものです…。
   
金子医師: 「そうなんですよ。でも、例えば女性の方では、虫歯治療をきっかけにホワイトニングをされる方もいます。そうすると魅力的な白い歯を手に入れることで、自然と日頃のお手入れに積極的になって、歯と歯茎の健康に関心をお持ちになる方もいらっしゃいますよ。」

■日々を楽しく過ごすために、積極的な予防歯科を。

   
ヒロ: 歯科治療を通じて、最近感じていらっしゃることってありますか?
   
金子医師:  「そうですね…。これは常日頃から思っていることなのですが、歯科治療に対するみなさんのお気持ちがよく表れているなぁと私が思うのは『歯を抜かれちゃった』というような会話を耳にしたときですね。」
   
ヒロ: 受け身、ということでしょうか。
   
金子医師: 「そう。自分自身のことなのに、言葉は受け身でしょう?これは無意識的な気持ちの現れなのではないかな…。でも、患者さんがこのように感じてしまうのは、私たち医師の側にも原因があると思うんです。ですから、患者さんの口の中の状態をできるだけわかりやすく説明して、口腔カメラなどでお見せしたりね、そして状態を把握してもらってから治療方法を紹介して、患者さん自身に納得できる治療方法を選んでもらうようにしています。」
   
ヒロ: 自分自身のこと、という意識が高まりますね。
   
金子医師: 「食べることは生きる上での基本ですよね。噛めなくなって流動食などをとらざるを得なくなると、気力を失ってしまう方は多いんです。」
   
ヒロ: 人間、食べる楽しみが減ってしまうのは辛いものですよね。
   
金子医師: 「そうですよ。それに噛むという行為は脳への刺激にもなっているんです。だから、歯を大切にして、80歳まで自分の歯で食べられる生活をサポートしていきたいと思っています。そのためには今後も予防歯科を勧めていきたいですね。」

取材後記
3つの治療スペースは個室感覚でとても落ち着ける雰囲気。清潔感も漂います。ヒロアキ先生は温かみを感じるとてもお話ししやすい方なので、心おきなく相談できそうです。治療室には赤ちゃん用のカーゴも用意されているので、子育て中のママたちも安心して来院できるのは嬉しいかぎり。東武東上線の志木駅から歩いて5分ほどの穏やかな住宅地にあります。(2005年5月20日)

 

 

医療法人社団愛香会 倉田医院

2005-04-25

桜マーク

住所:東京都八王子市千人町3-17-20
TEL:042-661-7915
院長:倉田 道夫 医師
診療科目:
取材日:2005/04/24.

 

消化器のことならなんでもござれ!
大病院なみの検査ができる
ホームドクター

 


最近、あちこちの病院で電子カルテが導入されつつあります。患者側もカルテ内容を画面上で確 認できたり、画像を見ながら説明を受けられたりと、メリットは多いのですが、時にちょっぴり味気ない診療 に感じられることもあります。これはあくまで、お医者さんにもよるのですが――。今回、訪問した倉田医院 は「手作りの地域医療」をめざすクリニック。最先端技術を取り入れながらも、体温の感じられるコミュニケ ーションを心がける倉田院長からお話を伺いました。

そんなわけで今回、伺ったのは大田区南久が原にある久が原駅前歯科。その名の通り、駅前商店街にある「町の歯医者さん」です。院長の鈴木孝博先生は、「ブルースと発明が好き」という、ちょっぴりユニークな方。地域の皆さんから、長く熱く支持を受けている理由を伺いました!

 

■「手作りの地域医療」をめ ざすクリニック
アッコ: 倉田医院は消化器の 専門クリニックとお聞きしましたが。
   

倉田院長:

消化器科はもともと私の専門なんです。 前の勤務先で消化器内科の責任者として、食道・胃・十二指腸・大腸・肝臓・すい臓・胆のうなどの、多岐に わたる症例に取り組みました。ですからとくに消化器科には力を入れているんですよ。
ただ、当院では消化器科のほかにも内科、小児科などの診療を行っています。もともと、 先代院長である私の父が倉田医院を開設したのですが、当時の専門が内科・小児科だったのです。開院は昭和 37年――かなり昔のことになりますね。
     
アッコ: それでは、相当古くからお馴染みの患者さんもおられるのでしょうね。
     
倉田院長:

 そうですね。もちろん、代替りしたのが平成10年8月ですから、私自身に はまださほど古いお馴染みはいないのですが。お年寄りだけでなく、ビジネスマンや子どもさんなど、幅広い層の患者さんにご来院いただいています。

   
アッコ: どんな疾患を抱える患者さんが多いですか?  
   

倉田院長:

最近多いのは、お年寄りに多い逆流性食道炎です。胃液が食道に逆流 することで食道の壁に炎症などが起こり、 胸やけや胸のつかえ、痛みなどがあらわれます。食道から胃の上のあたりが老化で緩むと 、よく起こる症状ですね。
このほか、胃潰瘍や慢性胃炎も少なくありません。とくに多忙な働き盛りによく見られる のは、ストレス性の慢性胃炎です。最近はとくに深刻な症状を抱える人が増えてきました。
当院は胃の内視鏡のみならず、腸の内視鏡など本格的な検査機器を揃えています。地元で 大病院並みの検査ができるというので、胃腸病の患者さんが集まるのではないでしょうか。
   
アッコ:

じつは私も胃が弱くて、しょっちゅう病院のお世話になるんですが(笑) 。激しい胃痛のときは近所の病院に駆け込むんですけど、とても検査まではしてもらえない。そこで、大病院 で検査をするんですが、何時間も待たされるので、結局一日がかりになってしまうんです。地元で検査ができ れば言うことなしですね。それに日ごろ診てもらっている先生なら何かと安心ですし。

   
倉田院長: そうですね。慢性疾患の患者さんの場合は日ごろの病状を把握しています ので、何か変化があればすぐ対応できます。深刻な病気の場合も、早期発見できるので検査機器を導入してよ かったと思いますよ。ときにはごく初期の胃がんが見つかることもあります。
   
アッコ: 胃がんを?!それはラッキーでしたね~。やっぱり、頼れるホームドクタ ーの存在って大きいですよね。
■医師と患者の溝を埋める手帳型カルテ
 
アッコ: ところで、こちらの病院には特別なカ ルテがあると伺いましたが。
   

倉田院長:

 「私のカルテ」のことですが?いやー別に、特別 なものじゃないんですけど(笑)手帳型のもので、診療の都度、患者さんにお渡ししています。診療内容や薬 の副作用、普段の生活の注意点など、すべて手書きで記入しています。そうそう、検査結果も貼り付けたりし ていますよ。おもに慢性疾患を持つ患者さんにお渡ししています。

   
アッコ: けっこうな作業量になりそうですね。なぜそういうカルテ を作ろうと考えたのですか?
   

倉田院長:

当院では電子カルテを導入しているのですが、「なんだかデジタルでは味 気ないな」と思いまして。自分自身の健康状況をより理解して頂くには、日ごろ携帯していつでも見られる手 帳型が便利かなと。出張先や旅先で持ち歩くこともできますからね。また、「私のカルテ」には病院や医師に 対する要望を患者さんが書き込めるようになっています。お互いのコミュニケーションをとるうえで、とても 役立っています。
   
アッコ: みなさんの反響はいかがでしょう。
   
倉田院長: 評判いいですよ。初診の患者さんから「 手帳型のカルテがあると聞いたんですが、わたしにもください」などと言われることもあります。
でも、「私のカルテ」だけで患者さんの要望や不安を把握するのは、正直難しいですね。 自分の健康を委ねている相手に、ネガティブなことを伝えるのは誰しも抵抗があると思います。ほんとうに診 療に満足してもらえているかどうか、じつはいつも心配なんですよ。病院の通信簿に、みなさんのストレート なご意見を寄せていただきたいですね(笑)。
   
アッコ: 話は変わりますが、病院のホームページによればご趣味は 車とか――。
   
倉田院長: 若い頃は、JAF公認の自動車レースに参戦していまし た。優勝の経験はありませんが、準優勝のトロフィーはいまでも大切に保管してあります。ただ、最近は仕事 であまり時間が取れないので、年に数回サーキット走行を楽しんいます。休日も結局、雑用に追われ、遊ぶ時 間はほとんどありませんから。
   
アッコ: 病院の休診日に医師のみなさんが休んでいるかというと、けっしてそうで はないんですよね。ところで先生はなぜ医師になろうと決意されたのですか?やはりお父様の跡を継がねば! という責任感から?
   
倉田院長: いやあ、中学生頃まで本気で医師になろうとは思っていなかったんですよ 。ところが高校で、すばらしい生物学の先生に出会いましてね。先生の補習授業を受けたくて、夏休みもせっ せと学校に通ったものです。そのうち、「医学って奥が深くて面白そうだなあ」と考えるようになりました。 今もその気持ちは変わりません。今後も初心を忘れず、精進していきます(笑)。

(コラム)今回の花マルポイント! 「私のカ ルテ」
最先端のシステムや機器をいくら導入しても、医師の思いやりが感じられなければ、片 手落ちという気がします。手帳型の手書きカルテは、その点、書き手の誠意や思いを熱く語ってくれるもので した。倉田院長の語りぶりは淡々としており、どちらかとえば朴訥。それでも面倒な作業をひたすらこなし続 けておられるあたり、「仕事への深~い愛」が、しっかりと読み取れました。♪

★データ
診療時間 午前8時30分~午後11時45分 
午後2時30分~6時 (土曜日は午前のみ)
休診日 日曜・祝日・木曜・土曜午後
 

医療法人社団 松井会 松井クリニック

2005-04-18

 

桜マーク

住所:神奈川県横浜市都筑区324-3
TEL:045-591-2655
院長:松井 潔院長
診療科目:整形外科、形成外科、美容外科、皮膚科、内科、小児科、産科、婦人科、産婦人科
取材日:2005/04/16.

 

子供から大人までのプライマリーケア、
そしてヘルス&ビューティのトータルケアを実施しています。

“プライマリーケア?primary care?”とは、健康や福祉などのあらゆる問題を総合的に解決していく地域活動のことです。そして健康には、心、身体、そして生活習慣、遺伝など様々な要因が絡まりあうもの。だからこそ幅広い視点で健康管理が行えるかかりつけ医の存在は貴重です。


 

■家族のためのかかりつけ医として、地域に根差した診療を。
ヒロ: 診療内容がとても広範ですね。
   
松井医師: 「元々この場所で、父が昭和43年から内科、小児科、婦人科を開業していたんです。改築と同時に私が加わることになり、私の専門の形成、整形、美容外科と皮膚科も始めることになったんです。」 
   
ヒロ: そうした面が非常に特徴的でもありますね。
 
松井医師:

「父の代から、子供から大人まで、地域に根差した診療ということでやって来たものですから、そうした性質を受け継いで、理想的なプライマリーケアを提供しています。」

   
ヒロ: 家族そろって頼れる、かかりつけのお医者さんというイメージですね。
   
松井医師: 「そうですね。実際に、子供さんの風邪でみえたお母様が同時に美肌治療を受けていかれたり、おばあちゃんとお孫さんが一緒にみえたりという方は多いですよ。もちろん、より専門的な医療が必要だと判断した場合には、速やかに専門医をご紹介するなど、他の医療機関との連携もはかっています。」
■患者さんにとって“来院しやすい環境づくり”も重視
 
ヒロ: 待合室でアロマが香っていたりするのも女性の心をくすぐります。  
   

松井医師:

「美容外科以外は予約制ではないので、時間帯によってはお待ちいただく場合もあります。そんな時、ちょっとでもいい気分で過ごしていただければ…ということでね。医薬品の匂いより気持ちが落ち着くでしょう?きつすぎない香りを選んで使うようにしているんですよ。」

   
ヒロ: 土・日に受診できる点も注目度が高いのでは?
   

松井医師:

「お勤めの方には好評ですね。それに子供さんの場合、なぜか突然熱を出すのは、通常医院が休診の曜日や時間帯が多いものなんですよ。だから子供さんを連れて駆け込まれるケースも多いです。」
   
ヒロ: すべての診療科が同じ曜日、同じ時間帯なのでしょうか?
   

松井医師:

「美容外科に関しては、基本的に通常の診療が休診になる13時から15時の間に予約制で治療や施術を行っています。それから、美容外科に関しては診療スペースを別に設ける計画もあるんです。こちらはメディカルスパとして、より施設を充実していきたいと思っています。」

■心と体の健康は一体。患者さんの笑顔に私も癒されます

   
ヒロ: 自分を含めてフツウの主婦にとって、美容外科には敷居の高さを感じますが…
   

松井医師:

「当院にいらっしゃる方からは“来院しやすい”とよく言われます。それも身近な診療科があるせいでしょう。美容外科というのは性質上、内科や外科、神経科、皮膚科などあらゆる診療科に精通していなければなりません。勤務医時代の広範囲に及ぶ診療経験を活かしながらやっています。健康面全般のアドバイザーでもありたいと思っていますから、安心して来院いただきたいですね。」
   
ヒロ: 広範な診療が受けられることのメリットは他にもありますか?
   

松井医師:

「皮膚などの表面的な状態と内科的疾患、そしてメンタル面は相関性があるものです。だから、美容で来院された方を診察して、内科的なアドバイスや治療に繋がることもあります。また、時には美容外科の相談をしているうちに、“話を聞いてもらったら気分がスッキリしました”と施術を受けずに帰られる方もいます(笑)。それはそれで良いことなんですよ。それがその方にとって最良の治療ということなのですから。」
   
ヒロ: 精神科のお医者さんみたいですね。
   

松井医師:

「ある意味でそうとも言えますね。心と体は一体ですから…。美容外科で長年のコンプレックスを解消されて、見違えるようにお元気になられて、心の健康を取り戻される方もいます。するとストレスも軽減されて、自然に肌も美しくなるなど、相乗効果を生むんですね。そんな患者さんの笑顔が見られた時がいちばん嬉しい。忙しさや疲れなんかは吹っ飛んで、こちらまで癒されてしまいますよ。」

取材後記
美容外科以外は予約制ではないため、曜日や時間帯によっては待ち時間もかかりますが、そのぶん診療内容は充実させますよ、と松井先生。土曜の午後や日曜の午前まで通院できるとあって、県外からの患者さんも多いようです。心も身体もいつまでも健康で美しくいたい方に、家族そろって頼れる医院、先生です。(2005年4月16日)

 

 

健石歯科医院

2005-03-28

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桜マーク

〒153-0041 東京都目黒区駒場1-31-3
TEL: 03-3469-0033
取材日:2005/03/28.

先端医療技術と思いやりの心で、
ご夫婦に希望の光を。

男女共に晩婚化傾向の昨今、女性の第一子出産年齢は30歳代が大多数とか。そして少子化が問題視されている陰で、数こそ表出しないものの、不妊に悩むカップルは多いのです。特に女性側のプレッシャーは大きいもの…。そんなご夫婦と共にこの問題に取り組んでいる不妊治療専門クリニックをお訪ねしました。

■まずは患者さんの不安を取り除くことから。
ヒロ: 待合室の中がとってもいい香りがしてますね。
   
建石医師: 私の妹がアロマテラピーをやっていまして、待合室の環境づくりに採り入れているんです。
   
ヒロ: リラックス効果がありそうです。
 
建石医師:

歯科治療って外科的な要素が多いものですよね。それなのに患者さんは覚醒した状態で治療を受けなきゃならない。だから不安も大きいんです。治療前も治療中も、安心感を持っていただけるような配慮は色々としています。

   
ヒロ: どのような取り組みをなさっているのですか?
   
建石医師: 初診は45分程と特に時間をかけています。患者さんが歯科に求めることは何なのか、どんなことが苦痛なのかなど、これまでの歯科治療での経験を含めてお聞きします。そして口の中の検査、治療前の口腔内写真やX線の撮影など、治療前準備を行います。
   
ヒロ: 過去に経験した痛い記憶って、結構残るものですよね。
   
建石医師: そう、デンタルフォビアになってしまっている方もいらっしゃいます。痛みというのは、心理的なものに大きく左右されるものでもありますから。
   
ヒロ: 自分の気持ちの持ち方というものはありますね。
   
建石医師: 患者さんが安心して治療に臨めるような気分に導いて差し上げることは、医師の大切な仕事の一つですね。
   
■万一にそなえて、全身管理体制を充実。
 
ヒロ: 医院の特徴をおしえてください。
   

建石医師:

「院長は父の健石照雄が務めています。そこに私が加わったことで院長のキャパシティをカバーし、以前にくらべて患者さん一人一人により多くの時間を確保できるようになっています。時間にゆとりがあると、先ほどの安心できる治療という点でも、患者さん、医師の双方にメリットが生まれます。
   
ヒロ: 設備も充実していますね。
   

建石医師:

私は歯科麻酔科の出身で、全身管理を専門的に学びました。やはり実際に高齢化は顕著で、患者さんのうち、高齢の方が占める割合は大きくなっています。内科の既往症をお持ちの方も多いですから、安全に備えて全身管理のための設備を充実させています。
   
ヒロ: 具体的にはどんなものですか?
   
 建石医師:  心電図、心拍数、血圧計、動脈血酸素飽和度などがチェックできる全身管理モニタや、救急薬剤などを常備しています。心臓電気ショックの機械、AED(全自動除細動器)も、いち早く導入しました。
   


■お口の中をリフレッシュする感覚で、予防歯科を。

ヒロ: 先生が医療の現場で今、注目なさっているのはどんなことでしょう。
   
建石医師: 予防歯科の浸透ですね。状態がひどくならないうちに手当すれば、治療にかかるコストも時間も抑えられます。そのためにはどうしたらいいかということを伝えていきたいですね。今は再生医療も進み、歯科にもかなり浸透しています。そのためには土台となる歯と歯ぐきの健康が必要なんです。そのためにも予防歯科が重要です。
   
ヒロ: ホームページも立ち上げていらっしゃいますね。
https://www.tateishidental.com/
   
建石医師: インターネットは情報の受発信に有効ですよね。だから昔にくらべれば、皆さん、歯科に関しても色々な情報をお持ちです。予防歯科についての情報もネット上にあります。最近では審美歯科などへの関心も高まっていますね。
   
ヒロ: ネットを見ていらっしゃる来院者も多いですか?
   
建石医師: それはどうでしょう(笑)。ただ、セカンドオピニオンに訪れる方は少なくないですね。そのとき私のところで実際の治療に入らなくても、患者さんに納得いただけたらいいんですよ。それも歯科医師の務めです。
   
ヒロ: 読者の方々へメッセージをお願いできますか?
   
建石医師: “歯科は痛くなったら行く所”という意識を変えていただけたら嬉しいですね。痛いところがなくても、美容院にシャンプーやセットをしにいくような感じで、お口の中のリフレッシュをしに来ていただければと思っています。
   

取材後記
ソフトな雰囲気で、お話ししていると安心感を与えてくれる健石先生。セカンドオピニオンを求めて来院される方も多いとか。歯科で気になることがあれば、何でも相談してくださいとのことです。完全予約制なので、まずはお電話を!(2005年3月28日)

 

 

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